「零戦54型」最近発見された零戦54型の写真が載っているミリタリーエアクラフト誌3月号が今日届く。日本の知り合いから知らせを受け送っていただいたものだ。写真は一枚のみだがマニアとしてはインパクトのある一葉だ。三菱設計陣念願の自社製エンジン「金星」を搭載した54型の試作機は終戦間近2機がつくられ審査により次期量産が決定されたが量産一号機が出来る前に終戦となった。写真は疎開先の青森県三沢基地で米軍に捕獲された試作機の一機だが地上エンジンのランニングテストを受けているところだ。いきなり目につくのがカウリング上部に取り付けられた大型の気化器用エアインテークだ。いままで図面などで描かれたイメージとは印象がだいぶ異なる。もちろん量産型がいままで知られている図面のようにリファインされた可能性はあると思う。一方この試作機の「なり振りなどかまっていられない」といったアメリカ機的な面構えが日本機のその後の方向を示しているともとれるようで興味深い。それにしても、バックの修正は誰が一体何のためにしたんだろう。写真の所有者または発見者から当時の状況など聞けないのでしょうか。何れにしても今後の反響などが楽しみ。〜ガルテックスあたりでレジンキットが出たりして? 3月21日
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