近況 etc.

■ 知り合いの方から東宝64年「今日もわれ大空にあり」と大映68年「ジェットF-104脱出せよ」のビデオを送っていただきました。この自衛隊物というジャンルの映画は今回初めて見ましたが、これを子供の頃に見ていたらやはり模型屋に飛んで行ってハセガワ1/72の富士Tー1やTー34メンターを作っていたでしょうね。Tー6のオレンジ塗装も実写で見るのは初めてでなかなかインパクトを感じました。そしていわずもがなの日の丸付きマルヨンとハチロク!東宝映画ののお馴染みの作りに懐かしさを、そして大映の模型特撮を排した作りに新鮮なものを感じそれぞれに堪能しました。やはり実写にまさるものはないですね。すでにテープは日系三世の自衛隊機ファンのモデラー氏に貸してあげました。東宝の映画「大空の侍」「山本五十六」「零戦燃ゆ」など太平洋戦争ものは英語吹き替えビデオでこちらにも紹介されているのですが、この自衛隊ものは入っていない筈です。ところで「大空の侍」にヤスキ節のシーンがあるんですがこの英語版、笑っちゃいますヨ。

■ ハセガワのニューキット、1/48「疾風」が発売されたそうですね。そのニュースをメイルで知った日、仕事の息抜きに近所の模型屋さん行ったところ当のハセガワ1/48「疾風」キットがあったのでびっくりしました。通常日本の新キットはこちらに2〜3ケ月遅れで入って来るのですが、今回はこちらのディストリビューターが限定輸入の同時発売をしたようです。"Advanced Scout"と書かれた金のラベルが貼ってあり、1/48では「疾風」の他にFー86セイバーのドローン、「天山」のレーダー装備型やBfー109G4ハルトマンもありました。ハセガワのキットをアメリカで輸入販売しているのはマルコポーロ・インポートという輸入業者なのですが、中には日本の定価より安いキットもあり実に商売上手です。以前、タミヤの現地法人-タミヤUSが出来た直後のタミヤ製品(1/48飛行機)の値段より、ここの輸入ハセガワ製品のほうが安くタミヤが慌てて値段をさげるという一幕があったぐらいです。これは日本市場と逆ですね。こんどのハセガワ新生1/48「疾風」はディテールにヘビーなタッチが加えられた様で、ハセガワの新たな方向性を示すニュースとして嬉しく思います。

■待望のアキュレットの1/48 B-25の発売時期はいまだ聞こえてきません。アキュレットはほんとに待たせますね〜。テストショットではF3F共々、雑誌上でもだいぶお馴染みになった感があるというのに..。まあ、あそこまで出来ているので単に時間の問題と皆安心(?)してますが。

■ 英語版HPを持っているのでこちらの業者からのEメイルがよく来るのですが、先日はウクライナで開かれる!ホビーショーの業者出店の案内が来ました。コンテストの内容を見ても、あちらでは現用AVFが人気らしくカテゴリーが細かく分かれており、近年紛争が盛んな地域が近いだけにナマナマしいものを感じてしまいました。またウクライナ製1/72「雷電」J2M3のキットが発売になったようですね。ハセガワ製品が高くて手が出ないという地域で売ろうとしているのでしょう。このようにすでに日本製キットで発売されている機種でも重複して発売される機種は多く、現在東欧では輸出向けとしてだけでなく模型の国内需要も高まっているようです。

 

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