「ブルー・エンジェルス」

今週はフリート・ウィークでブルーエンジェルスがサンフランシスコに来ています。本番は週末ですがそれでも私はすでにしっかり堪能しました。毎年恒例なのですが本番の二、三日前から予行演習をサンフランシスコ市上空でやるんです。平日にビルの密集しているダウンタウン上空を超低空飛行するという、ほかの国ではちょっと考えられないことをやるのですが演技も派手で実際にビルをかすめ高層ビルより低く飛ぶのです。実際高層ビルの上からカメラを下に向けて撮影されたFー18の写真が新聞に出たりします。ゴールデンゲートブリッジの下をくぐった写真も見たことがありますが、これはさすがに最近はやらないようです。

予行演習といいながら平日のサンフランシスコ市上空飛行は海軍のアクロバットチームにとって最高のデモンストレーションではないでしょうか。平時と戦時、軍と民間がオーバーラップしている風景にアメリカを象徴するものがあるように思います。仕事で市内を運転していても目がはなせませんでした。特にオークランドとサンフランシスコを結ぶベイブリッジの上からはよく見えるので橋を渡る車は皆よそ見してます。(危ない、危ない)しかし更めてアメリカ人のお祭り精神というか、ポジティブ精神というか感心します。実際うるさい云々の苦情も聞いたことがありませんし、ビルより低く飛ぶは、平日だというのに騒音はスゴイし、よそ見運転を誘発するしで、やるほうも見るほうも〜もし事故でもおきたら〜なんて考えるメンタリティーでは到底やってられません。やはり常時臨戦体制で兵器の運用を行っている国だからでしょうか。

ジェットは音も大きいし速いし、飛行演技が派手でカッコイイですね。普段レシプロ機ファンの私も惚れ惚れしました。

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